A.N.D. Presents
Aitone & witness Exhibition
“blah blah”
2022 11.21 mon.-11.30 wed.
at MURASEKAI
なんとなく都市を散歩しているとその隙間に路地裏園芸などと呼ばれるものやガラクタを並べただけの奇妙な空間が無数に点在していることに気づく。そういった路上空間を注意深く観察していると破れたトタンの上に壊れたブロック塀を重しにして植物を飾ったり、貝殻や石ころと壊れたおもちゃの部品などを並べたりとそれぞれの持ち主が意識的に並べている部分とそれとなく無意識的に置いてしまったような曖昧で個性的な空間が展開されいる。なかには他人が置いていったものが放置されていたり、手入れもされずに自然にただ朽ちながら植物に呑み込まれそのカタチを変えてゆくものもある。その情景は常に変化しながらさらにあやふやな状態になっていく。そんな移ろいゆく曖昧な都市の風景を嗜好し、路上を嘗め回すように散歩するのが好きなアーティストwitnessとAitoneによるなんとなく印象に残ったものの二人展。
Aitone
2000年、雑誌で見たグラフィティに魅了され街へ出る。
2008年より市街地で行ってきたフィールドワークをベースにペインティングとドローイングを主体としたアートワークの制作を開始。様々な都市を徘徊する中で拾い集めた景色やガラクタをエッセンスに、表現手法にとらわれることなく実験的なアプローチを試み続けている。
witness
草花をモチーフにしたものやズレた風景、日常生活から着想を得たペインティングや自身の作品を布に転写したものなど横断的なメディアで作品を発表。企業への作品提供やコラボレーションを行うほかグラフィックデザイン、テキスタイルデザインを行っている。