
2020 5.20
こんにちは!ANAGRAのニシヤマアイと申します。
今回、ANAGRAから「A.N.D.」という新しいプロジェクトをスタートします!
インターネット上を場所と見立て、情報や価値を発信していく自分たちにとって新しい試みです。
知らない方もいると思いますので、まずはANAGRAの紹介から。
ANAGRAは東京のど真ん中、千代田区半蔵門にあるアートスペースです。
時にはギャラリーとなりライブハウスやクラブ、劇場となる多目的な「場所」です。
ANAGRAという場所が始まって7年。
私は2代目でかれこれ4年間ずっとリアルな「場所」ということを大事に、そこに意味を求めてきました。

しかし目に見えないウイルスと人間の戦いが始まり「場所」というものにリスクが生まれてしまいました。場所を持続させるため、先日までクラウドファンディングという手段をお借りし支援をお願いしておりました。店は開かないと場所は続けられない、でもお店を開くことは誰かの外出を誘導することになります。何が正しいことなのかすごく悩みましたし、これからも悩みながらやっていくことになると思います。
大変ありがたいことにANAGRAを大切に思ってくださる方々のおかげでクラウドファンディングは無事に達成することができました。ご支援してくださった皆様には言葉にならないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。皆様のおかげで、あの場所を存続することができます。みなさんの気持ちが直接染み込んでくるようで、胸がいっぱいになりました。本当に、本当にありがとうございました。
リターンは今製作中で、これから一つ一つ丁寧に心を込めて配送しますので、もう少しお待ちください!
そして、今回のクラウドファンディングでアートワークを提供してくれた5人のアーティスト。
西雄大 、 ARIKA 、 BIEN 、 automoai 、 UC EAST
私たちはいつもあなたたちに救われています。心からの感謝を送ります。

それでも場所が開けないからといって止まってはいられません。
インターネット上を架空だけど実在する「場所」だと捉え、これまでの発信の仕方や、ものの見方を少し別の形に落とし込んでみようと考え始めました。
今一度、ANAGRAとはなんなのかを分解するところから始めました。
私たちが作ってきた場所はギャラリーでもあり、クラブやライブハウス、劇場にもなります。
他にはなかなかない素敵なものが売っていて、毎日面白い人が集まって新しい何かが生まれます。
情報や娯楽はきっともうこの世の中に溢れていて、もしかしたら見慣れたやり方になるかもしれません。
しかしこれは10年後、20年後に今の想いや出来事を残すプロジェクトとして、些細なことに意味を見出す手段として。私達なりのやり方でスタートする試みです。
そのプロジェクトが「A.N.D.」です。
そしてここからWEB MAGAZINE「A.N.D.NOW」がスタートします。
ANAGRAに来たことのある方はわかるかと思いますが、バーカウンターの前でたくさんの人が集いとりとめのない会話からまた何かが生まれる瞬間をたくさん目にして来ました。
展示の時にはアーティストがそこにいて話を聞ける場所
パーティの時には乾杯の場所
そして私たちのオススメの書籍やおもちゃなどが並ぶ場所
「A.N.D.NOW」はインターネット上でのバーカウンター前だと思ってくれたら嬉しいです。
教えたくないけどすごくオススメな物事やアーティストのインタビュー
何かに魅了されている人がそれについて語るコラム
きっとトレンドとは程遠いけれど今私たちが興味のあること、大切な事象を発信していけたらいいなと思います。
そして同時にWEB SHOPもOPEN。まずはA.N.D.のロゴTシャツを販売します。
これからどんどんオリジナルの商品や、アーティストとのコラボグッズ、
新しい展示の形ももうすぐお届け予定です。乞うご期待。
「WE ARE LIVING IN THE SCIENCE NON FICTION.」
未来を生きる閃きと発見、再思考のきっかけになると嬉しいです。
何卒!よろしくお願いします!!!!
2020 5.20
ANAGRA / NINJAS / 0120 / templA
AI NISHIYAMA