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今回のラインナップについてのおはなし

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STUDIO X [ ABSTRACT&DOPE ]

私がcontact tokyoでのパーティを開催したいと初めて思ったのは、2021年のBack to chillというパーティに出演させていただいた時でした。contactは3つのフロアに分かれていて、メインのフロアは真っ暗です。その暗闇の中で前々から大ファンのENAさんのプレイを聴いた時に、どこで聴いた時よりも感動しました。音の鳴り方が素晴らしかった。この空間で自分達の演出を取り入れたパーティができたら最高だと思い、今回の企画が始まりました。

 

なので、まず初めにお誘いしたのが今回STUDIO Xフロアに出演してくださるENAさんです。彼の作る音は深くとてもAbstractで、かつ繊細に浮遊感を持ち合わせています。asiaで開催していた時のBTCで初めて聴いた時からずっといつか必ず呼びたかったアーティストです。今回はDJセットでの参加です。他のアーティストからも一目置かれる存在で、ENAさんがこのラインナップに居ることで背筋が伸びると行っていた方もいました。(私もそうです) 

https://youtu.be/3jKk1yDVuSU

そしてその日もう一つ感動したのが全体通していつものcontactの音響より好きな音が鳴っていたことでした。なのでその日音響をされていた小林さん(チェケさん)に今回PAをしていただく事になりました。1番通して素晴らしい音楽体験ができることがとても楽しみです。

 

そして、ライブアクトには名古屋からRAMZA。RAMZAとは、私がやっていた ANAGRAで数年前にグループ展に参加してくれた時から親しくなり、その頃から名古屋に行く機会が増えました。彼の作る音は常に前に進んでいて、毎回ライブを観るたびに圧倒されています。まさに脳みそに直接ガツンとくる感じ。マインドはHIPHOPを軸に、ノイズやアバンギャルド、アンビエントにディープハウス、様々な音楽を彷彿させます。4年ほど前にDOMMUNEでANAGRAの番組をやらせてもらった際にも大阪のペインターUC EASTとのセッションで参加してくれたりと、大事な場面で居てほしい一人です。ENAさんとは東京での共演が初とのことで、そんな夜をつくれることが嬉しいです。

 

そしてRAMZAの盟友、様々な音とビートに誰とも違う独自のフロウで言葉を乗せるCampanella。彼のラップは軽やかな音の粒のようでいて、いきなり深いとこまで潜って行く。トラックの質感に合わせつつもどの曲も彼でしかないところが凄い。リリースされる曲はどれもジャンルの垣根を超えているしHIPHOPを前に進めようとしている姿勢もかっこいいです。以前WWW Xで観た彼のリリースパーティのライブは圧巻でした。

 

もう一人のライブアクト、Hi’Spec。相模原を拠点とするヒップホップユニットSIMI LABのトラックメーカーで、この数年では映画のサウンドトラックにも挑戦したりと活動の幅を広げて居ます。ずっと応援して居るアーティストの一人です。Hi’Specの作る音楽はすごくアブストラクトでハードコア。だけどそんな側面だけでなくて、その中にも繊細な音色やメロディアスな上ネタが乗っかってきて刹那的。新しい音には、膨大な数の過去の音楽のかげがあるもので、自分が好きなものの原点に帰ってこれる気がします。信頼するお兄ちゃんの1人です。

 

悪魔の沼は、Compumaさん、Dr.Nishimuraさん、Awanoさん 3人のBtoBトリオです。電子音やダンスミュージック、インダストリアルなものから有機的な音まで幅広くサイケデリックに混ぜ合わせて”沼”という単語が指すように、ドロドロでズブズブな世界へと誘ってくれます。お三方の音が溶け合い、時に戦いのように、ダンスフロアの時間を支配してくれます。自分がDJを面白いと思ったのは沼がきっかけかもしれません。

 

suiminは今日本で最も注目間違いないDJだと思っています。その場所にいる誰もが踊ってしまうアヴァンギャルドでサイケな土着トライバルビートを次々と繰り出し、ワクワクとドキドキが止まりません。いつの間にかsuiminワールドの虜になって居ます。日本全国、小さい箱から大きな箱、そして老若男女問わず魅了しています。私が企画するパーティには必ずと言っていいほど出演してもらっていて、大ファンです。

 

そしてAI.Uは私。CONTACTはいつもお世話になってますがSTUDIO Xでプレイするのは一人では初めてなので気合入れてのぞみます。

メインであるSTUDIO Xのフロアは自然とAI.Uの趣味嗜好が色濃く出て、深い音のラインナップになりました。最初から最後まで見逃せないです!

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CONTACT  [BREATHRESS&TELEPHONE CLUB]

CONTACTでパーティを開催するにあたり、この箱を一番面白く使うにはフロアが3つに分かれていることを有効的に活用し、それぞれ違う特性のパーティーがコンタクトの各エリアで巻き起こっている状態をA.N.D.が1つの空間として創ろうと思いました。

 

メインであるSTUDIO Xのフロアは自然とAI.Uの趣味嗜好が色濃く出て深い音のラインナップになったこともあり、バー前のCONTACTフロアは誰でも楽しく踊れるダンスミュージックをテーマにしたかった。そこで、私が不定期にやっている2つのパーティの相方、shunhorとEMARLEに協力をしてもらい、その2つのパーティを合体させ、”BREATHRESS&TELEPHONE CLUB”にすることにしました。

 

shunhorとやっている”BREATHRESS”というパーティはANAGRAから始まりました。開催した数はそんなに多くはないですが、shunhorとは面白いことを企てる同士だと思っていて、開催方法や演出、場所選びなど、どこのパーティとも違う変なことをやってきました。今回彼には小説のような説明文も書いてもらったりA.N.D.とは何かを客観的に考えてもらったり裏方としても支えてもらってます。彼の鳴らす音は言葉にするなら”土着的なアーバンミュージック”だと思っていて、例えば民謡や太鼓の音など日本独特なものを現行のダンスミュージックとうまく混ぜ合わせ乗せていくのです。

 

TELEPHONE CLUBは、EMARLEとやっている0120というDJユニットで不定期で開催しているパーティです。実験的でアバンギャルド、ユーモア、そして”音楽”が好きということをテーマにしています。私たちはいくつもかけがえない夜を共に遊んで戦ってきました。小さな箱から野外フェスまでいろんな時間を作ってきました。EMARLEとは親友であり同士でありこの世を生きる戦友です。今、彼女が掘っているすごく昔のレコード達はとても素晴らしい音楽で、そして暖かいです。誰もが踊り出してしまう、そんな音楽だと思います。

 

 

ライブアクトには北九州から、lee(asano+ryuhei)。彼は音楽だけでなく絵を描いたりものを作ったり、”何かを表現する”というフィールドで活動しているアーティストだと思っています。奇妙な声やラジオの音、刹那的なメロディといったサンプリングセンスで唯一無二な世界観を作り続けています。最近ではアルバム『FK_LV』を配信リリースしたりと今かなり注目されているアーティストです。ANAGRAで個展を開催したりとこの数年は彼の表現を間近で見ていられることが増えとても嬉しい限りです。

 

ARIWAちゃんは今東京を中心に活動する若き要注目ディーヴァです。昨年BONOBOで歌を聴いてから惚れてしまい最近は事あるごとに出演してもらっています。ハイトーンボイスにスモーキーさが最高に気持ちのいいレゲエシンガー。ASOUNDというバンドもやっていて、そちらも要注目です!!

 

DJにはshunhorとEMARLEと相談し、東京のシーンを牽引し続けるHOLE AND HOLLANDの大先輩Mamazuさん、そして若手からNAGGIEくんのお二人をお誘いしました。

 

 

そして今回のパーティにおいて大事な空間演出、インスタレーションとして、紙で植物を作るアーティストOkubo Misakiに空間演出に参加してもらいます。有機的であるはずのものが人工的に作られる様は、このフロアのコンセプトとすごくマッチすると思い今回お誘いしました。

 

そしてzecin×ippaida storageの若手アーティストの2人のコラボレーションも見逃せません。zecinはパラパラ漫画のような手描きの質感を活かしたアニメーション、ippaida storageは仮想空間に浮かぶ3DCGモーション。温かみのある絵と機械的なCGがどう交わって行くのでしょうか。

 

PETA、kenchanのもう今や東京映像シーンを引っ張っている2人にも参加してもらうことになりました。たくさんの現場をけいけんしている2人のVJ、楽しみでなりません。

 

 

この6人+4人がOPENからラストまで長くて短い時間を紡いでくれます。お酒を飲みながらゆったり揺れたり、目をつぶって酔いしれたり、素敵な時間をお届けしてくれるはずです!

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FOYER [Slow Burnin' Man]

真ん中にあるFOYERのフロアではメッセンジャーやバイシクルカルチャーを中心に世界各地で独自の活動を展開する”SLOW SQUAD INTERNATIONAL”が主催するレイヴパーティ[Slow Burnin' Man]をそのまま開催してしまうことにしました。

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山でぶっ飛んだヒッピー達が、ビーチクルーザーで誰が坂を早く下れるかを競う遊びが今のマウンテンバイクのルーツである。そんなマウンテンバイクでキャンプをする遊びを日常とするクルー達が東京で遊ぶパーティピープルと繋がりレイブパーティに発展するのは自然な流れであって、またD.I.Y精神の強いメッセンジャーの思想はヒッピーカルチャーと強く重なる部分もあり必然のようにも感じる。

LOOP MAGAZINEから引用

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コロナが始まってからのこの数年で、ローカルコミュニティについてずっと考えてきました。今まで海外への思考が強かったのだけど、日本各地に面白い場所やコミュニティが存在していることに気づきもっと知りたくなりました。そして今いるこの東京も実はたくさんの小箱やローカルで形成されていて、そこで遊ぶ我々がいます。私もずっと東京の小箱と呼ばれる100人以下しか入らない場所で遊んできました。今回初めてCONTACTのような大きな箱でパーティを開催することは戦いに挑む気持ちです。なので遊びの仲間達にも一緒に戦いに挑んでもらうことにしました笑

 

SLOW SQUAD INTERNATIONALを主催するTOYDOG a.k.a.Alohadelic Slimは私がこの東京、いや日本で一番かっこいいと思う先輩です。HIPHOP精神で様々な音楽をMIXして行きます。そんな彼が率いるSLOW SQUAD / MESSCRIBのメンバーがデコレーションや演出もしてくれます。Ganesha工務店が作る空間に、BRUNOのレーザーで渋谷の真ん中で山の中かと思うようなレイブ空間が現れます。

 

 

ライブには吉祥寺を中心に活動するRhydaのラップと歌には本当にこの数年救われました。ユーモアと愛をたっぷりと、絵本のような道徳の授業のような。いつも前を向かせてくれます。そして浅草や三茶でバナナを配りまくるBANANA BOYS。彼らの作るフロアはどこでも灼熱の暑さ。NINJASはチープでポップなダンスミュージックをお届け。

 

他にも三茶からDA=TI親分、東京アンダーグラウンドの超パイセンBLACKSHEEPを主催するCOGEEさん、三茶を中心に今勢いのあるTAKUMYMANNなど、東京ローカルシーンを繋げる重要人物が並びます。

 

お腹が空いたらHonstacosを食べ、気が向いたらTEDDY TATTOでタトゥを入れてもいいですね!

濃厚な夜になりそうです!

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そして、素敵なアートワークはオランダ在住のアーティストSteven Van Lummel。彼自身、オランダのデン・ハーグでクラブ”PIP”を経営していて、日本での展示の際に出会いました。彼と出会ったことで私の人生が動き出したと言っても過言ではありません。彼の絵をどうしてもポスターにしてCONTACTに飾りたかった。やりたかったことが1つ叶えられて幸せです。

 

そして最高のデザインをしてくれたSou Numataは今一番信頼しているデザイナー。愛情とこだわりと、ミニマルでインダストリアルな彼のセンスがすごく好きです。今回もやっぱりかっこよくしてくれました。本当にありがとう!

説明を書くのも野暮かなと思いましたが。今回はすべてのことに意味を持ってお誘いしていることもあり、このように文章として残しておくことにしました。これを読んで興味を持ったり、または終わってから振り返ってみるのもいいんじゃないかなと思って。人はすぐに忘れてしまうしパーティは特に刹那です。たった数時間ですが、みなさんと共有できたら最高です。待ってます!

A.N.D. 代表  /  AI.U

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