2020年の3月以降、「自粛」とか「STAYHOME」というムードの中でSNSやオンライン通話で誰かと意図的に近況などを話す場を作ることはできますが、今までのように「あそこに行ったらたまたま会ってさ」みたいな偶然的な出会いが起きづらくなっちゃった。(そこが素晴らしいところなのに)

 

[ A.N.D.NOW ]では、日々モノを作ったり遊んだりしている人々に今どんな生活をしていて家で何を考え何を見ているのか。日本はどーなっていくと考えているか、少し話を聞いてみました。

 

芸能人やニュースキャスターや専門家じゃなくって少し距離の近い、みんなの今。

人間は慣れるしいとも簡単に忘れてしまう。これから先の不安定な、だけど必ず来る未来の為に。覚えておきたいことがたくさんあります。

[ A.N.D.NOW 16人目は、今や渋谷のユースカルチャーの中心的存在となった古着屋「BOY」の主人であるTOMMY 。彼自身、年間300本ものライブに足を運び、100本以上のDJをこなす。さらには男性諸君で知らない人の方が少ないであろうあの「マジックミラー号」を会場としてPOP UP SHOP 「転校生」を今年の2月に開催し、昨年行われたBOY 10th ANNIVERSARYは錚々たるラインナップとなり大きな反響を呼んだ。オーガナイザーとしても唯一無二のの存在感を放っている。渋谷という止まることを知らない街の中心で店を構え、息つぐ間も無く現場から現場を渡り歩いてきたTOMMY。しかし今、渋谷という街とカルチャーは強制的に止められた。彼は今渋谷から何を想い、どのような未来を見るのか。

BOYの好きな場所

Q

お名前と、肩書きなど教えてください。

奥冨 直人

トミーと呼ばれています。

BOYという店、というかスペースを運営しています。他、DJ/お喋りしたり。

やれる事をやって生きています。

 

 

Q

新型コロナウィルスによって現在どんなふうに過ごしていますか?またはステイホームでどのように過ごしていましたか?

外出が趣味だったので当初は厳しい時間でしたが、今までの生活や日常を振り返り、

バグっていた部分も大いにあったので、この時代の着々なシフトの中で

遊ぶ能力を日々鍛えています。あまり動画チャンネル等は見ませんでした。

ゴールデンウィーク位が精神的に最もきつかったでしょうか。

周りの人やお客さんのおかげでふっと救われた気がします。

もうバチバチの活動モードです。

緊急事態宣言から最初の1ヶ月は朝7時寝の14時起き、店をまともに開け始めてからは4時寝の11時起きです。

 

Q

コロナ前とどう変化しましたか? またどうなっていくと思いますか?

ライヴを年300本観たり、DJを100本やったりと動いていた事が全部できなくなった事で、

少し空白の頭で考える時間が増えました。

少しずつ戻りながらも崩れていくものもあると思いますが、

フラットに見たときに日常の楽しさに気がつく事自体は変わらない気がします。

対象は変わる可能性があります。

また、これからの時代で新たな出会いの大切さは勿論、今現状はこれまでの出会いを大切に

以前より周りを想う気持ちが強くなったと思います。

そして、僕自身はこの地球の変わり目に立ち会っている事はポジティブに捉えています。

僕は、とにかくずっと楽しくありたい。その楽しさは変動したり変形したりする。

どこまでの複雑な世界で自分の声はシンプルです。

 Q5

ファッションという目線において、今後マスクが定着したり、マスクに変わるアイテムが登場したりと変化があると思います。 TOMMYが今後「こうなっていったら面白い/こうなるのでは」など描いてる未来はありますか

着用感のないものが続々出来てくるかと思います。

暑がりなのでとにかく涼しいものを。でないと夏は越えられません。

DOMMUNE 渋谷パルコリオープン番組にて急遽すぎるDJ時。

ラストのマツケンサンバでぶち上げる事に成功。

Q

この状況下でTOMMYにとっての「ファッション」の位置付けや定義は変わりましたか?

大きくは変わりません。

以前よりも、外出の場所や機会が縮少した事で1度1度の服選びは

楽しんでいるような気がします。

勿論これまでも楽しかったんだけど、やはりファッションが大好きという事は

この期間に再認識しました。

Q

いわゆる「アフターコロナ」の世界観において今までのようなフィジカルなコミュニケーションは難しくなっていきます。

DJとしての活動も多く、音楽シーンにおいても近い生活を送っていると思いますが自分の活動やそういうシーンを踏まえ、どう考えているか教えてください。

今までいかにフィジカルコミュニケーションを大事にしていたか、そしてその裏で頼っていたのかもしれない。何処かで安心していたのかもしれません。

個人の活動としても、周りや携わっている現場に関しても、今回の事は既存のフォーマット化していた順序や出来事が崩れた訳ですが、その中でそれぞれの場所から強い声が届きます。

それぞれのコミュニティーと、新たなコミュニケーションを模索し、

崩れたものを再度積み上げていく。とにかくイメージを絶やさず。

元通り、は難しいと思います。再構築、は出来ると思います。

 

 

Q

この先「店舗」や「場所」という機能は一体どうなっていくと思いますか?

また、以前のような使い方に戻るのが最善なのか、もっといい方法もあるのでしょうか?

沢山の店舗の声を耳にしたり会話をしながら、BOYとも良く見つめあう期間でした。

4月の時点で、これまでの在り方は難しいと思い、ゆっくりとより多目的な場所になるように移行中です。

ここからは、その店舗や場所を作る人や仲間の顔が浮かぶ事が、より大事に思えるはずです。以前より足を運ぶことが貴重な選択になることで。

そして、愛する文化には歩み寄ってその美しさを伝えていく事がよいと思います。

うちはアジトのようになっていきますが、明るく人を受け入れる隙間も必至です。

小売に関しては、実店舗とオンラインで異なった楽しみと共通する楽しみをバランスよく乗りこなすのが良いと考えています。

フィジカルDJのバッグの中身

Q

人と直接会って酒を飲み交わす、というコミュニケーションはどう変化していくと思いますか?

もっと貴重なものになったりとか、逆にタブーとなっていくのか。みんなの感情はどうなっていくと思いますか?

そういった時間自体が当たり前に貴重な気がします。

アッパーなイメージを持たれますが、ゆったりとリラックスした時間を過ごす酒も個人的に求めています。

お酒を愛してるからこそ、本当に大切な時間です。

これからはより多くの方々が、好きな人と貴重な時間を選ぶんじゃないでしょうか。

 

Q

音楽や絵画などジャンル問わず「アーティスト」の人々の今の動き方、次のアクションはどんなものになると思いますか?

行動に関して、意志と表情が感じられるものが人の心を揺らすと思います。

 

Q

この状況(自粛/stayhome/人と直接会えない)みたいな中で何か今までと違うものは見えましたか?

かなり見えました。

ポジティブな面では、ようやく日常の生活に興味を持って、今までなんて慌ただしい事に慣れてしまっていたんだろうと。勿論そういう時間も楽しいからやっていたんですが、

一面の楽しみより更に立体で人生を楽しみたいと思い始めました。

また、とても人が出る期間でもあったと思います。人間、として。

ネガティヴなところでは、この情報の羅列の中で1週間もあれば人の考え方や意識が大きく変わっていくので、人とコミュニケーションする上で感情の確認が大事だなと思いました。

普段はなかなか気分を落とさないのですが、やはりこの状況下で焦りや不安の感情が多少生まれ、

自分の感情で走ってしまった事があり反省しましたね。

こんな時こそ、ゆっくり歩いた方が見えるものはあるかもしれません。

 

 

 

Q

ソーシャルディスタンス  / オンライン通話 など物理的に会ったりできなくなったことでの精神的な距離感を感じますか?それは余計に

大事にしたい人ほど、精神的な距離は感じなかったように思います。

そういう方々とは連絡を取り合っていたので、これから会う時が心から楽しみだし、

逆に会わない人とは本当に会わなくなっていくんだろうなと。

そういった刹那を含め人生を愛しています。

 

Q

インターネットで見つけられるものでオススメのものはありますか ? リンクがあればそれも教えてください。

Netflix、Spotifyの可動多めでした。

動物の動画等見ると心が落ち着きます。早く動物園に行きたいです。

 

 

Q

最近何か買いましたか?

 

 

Q

美味しいテイクアウト / デリバリーなどあれば教えてください。

下北沢のおむかい、中目黒のブレックファーストクラブ、

渋谷のウーピーゴールドバーガーは行きました。

Q

今、どんなサービスがあったらいいと思いますか?

癒しとワクワク。バカになる事を楽しむコンテンツ。

多くの方々が疲れてしまっていると思うので。

 

Q

今何か告知することやメッセージなどあればお願いします。

未来で会いましょう。

奥冨直人

渋谷宇田川町にあるファッションと音楽のコンセプトショップ“BOY”ショップオーナー。
DJとして年間100本程のイベントに出演。
スペースシャワーTVにて配信番組“スペトミ!”のVJを担当。
やりたいようにやりながら日々活動中。

 

BOY

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